新宿徒然日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 竹鶴ピュアモルト21年【Japanese whisky】

<<   作成日時 : 2010/01/18 17:06   >>

ナイス ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 8

まだ若かりし21年前。友人らと北海道を旅行した。
フェリーは機関室の真上にある2等船室、道内での移動はセダンにギュウギュウ詰め・・
唯一のご馳走といえば本場の札幌らーめん(笑)。貧乏旅行だったがとても楽しい思い出だ。
その時に立ち寄ったのがニッカの北海道工場。いまではすっかり有名になった余市蒸留所だ。
当時は安酒ばかり飲んでいたのでウイスキーなんていう高級酒は馴染みが薄かったが、試飲コーナーで「これは旨い!」と感激した。
それにしても工場に漂ってた芳香は素晴らしかったなぁ。

その頃に余市蒸留所で仕込まれた国産のウイスキーが世界的な栄誉に輝いた


撮影機材■EOS 5D MarkII ・ EF100mm F2.8Lマクロ IS USM

国際的な蒸溜酒の品評会「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2009」で、ニッカの「竹鶴21年ピュアモルト」という商品がウイスキー部門で最高賞の「トロフィー」を受賞した。
竹鶴はニッカが誇るふたつのモルト(余市モルト、宮城峡モルト)をヴァッティングしたピュアモルトウイスキーだ。
竹鶴は同じ年の「ワールドウイスキー・アワード(WWA)2009」というウイスキーの世界的なコンペでも「ベストブレンデッドモルトウィスキー」という賞を受賞し、名実ともに世界最高峰のウイスキーだと世界に認められたのだ。
酒に関してのウンチクは詳しくないし語るつもりもないが、これは純粋に凄い!

酒は食文化や環境に深く根付いたものにも関わらず、地球の裏側の文化も人種も違う島国で作られたお酒が認められるなんて。。
変な例えだが逆の立場だったら「今年一番旨い純米吟醸酒はスコットランドで作られた○○という清酒に決まりました!」てな感じだろうか。衝撃だ。

日本のウイスキーは「ジャパニーズ・ウイスキー」と呼ばれているそうだが、昔はイミテーションが多く品質的にも低いものだったという。
しかし高尚な志と強烈なモチベーションを持った人たちの力によって、わずか一世紀に満たない時間で世界最高峰の技術と感性を身につけるに至ったのだ。日本人って凄いな。
今回受賞した「竹鶴」はニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝氏の名を冠した商品だが、ジャパニーズ・ウイスキーの歴史を少し調べただけでも氏の存在がいかに偉大だったかを知る事になる。
(以下斜体部分はwikipediaから引用)

サントリー・山崎醸造所の誕生

1923年、大阪の洋酒製造販売業者寿屋(現在のサントリー)が本格ウイスキーの国内製造を企画。社長の鳥井信治郎がスコットランドに適任者がいないか問い合わせたところ、「わざわざ呼び寄せなくても、日本には竹鶴という適任者がいるはずだ」という回答を得た。鳥井は以前摂津酒造に模造ワイン製造を委託していたことがあり、竹鶴とも数度面会したことがあった。鳥井は竹鶴を年俸四千円という破格の給料で採用した。この年俸は、スコットランドから呼び寄せる技師に払うつもりだった額と同じと言われる。同年6月、竹鶴は寿屋に正式入社。
竹鶴は、製造工場はスコットランドに似た風土の北海道に作るべきだと考えていたが、鳥井は消費地から遠く輸送コストがかかることと、客に直接工場見学させたいという理由で難色を示した。竹鶴は大阪近辺の約5箇所の候補地の中から、良質の水が使え、スコットランドの著名なウイスキーの産地ローゼスの風土に近く、霧が多いという条件から山崎を候補地に推した。工場および製造設備は竹鶴が設計した。特にポットスチルは同種のものを製造したことのある業者が国内になく、竹鶴は何度も製造業者を訪れて細かい指示を与えた。
1924年11月11日、山崎工場が竣工され、竹鶴はその初代工場長となる(山崎工場竣工日は、麦芽製造開始日の12月2日とされることもある)。ただし、この工場は社員は竹鶴のほかに事務員1名がいるのみの小さい工場であった。竹鶴は酒造りに勘のある者が製造に欠かせないと考え、醸造を行う冬季には故郷の広島から杜氏を集めて製造を行った。また、当時の酒は製造時の量に応じて課税されていたが、貯蔵中に分量が減るウイスキーに対してこの方式は不利であった。このため竹鶴は当局に掛け合い、樽に封印をすることで出荷時の分量で課税するよう認めさせた。鳥井は最大限、竹鶴の好きなように製造をさせたが、金ばかりがかかって全く製品を出荷しない山崎工場は出資者らから問題にされ、鳥井はやむなくそれとなく発売を急ぐよう指示。出荷ができるほどに熟成した原酒は最初の年に仕込んだ1年分のみで、ブレンドで複雑な味の調整をすることができないため難色を示した竹鶴だが、それ以上出資者を待たせるわけにもいかないということも承知していたので、出荷に同意する。


ニッカウヰスキーの誕生

1934年3月1日、後続の技師が育ってきたこと、帝王教育を竹鶴に任されていた鳥居の長男・吉太郎に一通りの事を教え終わったこと、最初の約束である10年が経過したことから、竹鶴は寿屋を退社。4月、北海道余市町でウイスキー製造を開始することを決意。資本を集め、7月に大日本果汁株式会社を設立し、代表取締役専務に就任した。筆頭株主は加賀証券社長加賀正太郎。ウイスキーは製造開始から出荷までに数年かかるため出荷までは当然ウイスキー製造による収益はない。そこで竹鶴は、事業開始当初は余市特産のリンゴを絞ってリンゴジュースを作り、その売却益でウイスキー製造を行う計画であった。このため農家が持ってきたリンゴは1つ残らず買い取り、しかも重量は農家の自己申告をそのまま信用して買ったという。出荷できないような落ちて傷ついたリンゴでも残らず買ってくれるというので、大日本果汁の工場にはリンゴを積んだ馬車の列ができた(そんな経緯もあって、地元の農家の人たちは当初、政孝が余市でウイスキー製造を営んでいるとは知らず「ジュース工場の社長がリンゴをたくさん買ってくれる」と、誤解していたという)。
1935年5月、日果林檎ジュースの出荷を開始。しかし竹鶴の品質へのこだわりはジュースにも及び、他社が6銭の果汁入り清涼飲料を作っていたのに対して30銭もする果汁100%ジュースしか販売しなかったため、あまり売れなかったという。混ぜ物をしていないため製品が濁ることがあり、誤解した消費者や小売店からの返品も相次いだ。同年9月、妻リタを余市に呼び寄せる。
1940年、余市で製造した最初のウイスキーを発売。社名の「日」「果」をとり、『ニッカウヰスキー』と命名する。直後、ウイスキーは統制品となり、日果の工場は海軍監督工場となる。この後終戦までは配給用のウイスキーを製造した。



撮影機材■EOS 5D MarkII ・ EF100mm F2.8Lマクロ IS USM

もし彼の存在がなければ今回の写真に写っている酒たちもまた存在していないだろう。
ニッカウヰスキーの公式サイトにも関連記事があるので、興味がある方はどうぞ→リンク(竹鶴物語)

私はこれまで日本のウイスキーをほとんど飲んでいない。まだまだ経験不足で無知そのものだ。
しかしここ数年で新たな発見と感動を日本発のウイスキーで味わい、お気に入りも増えてきた。
無知なのは知る楽しみをたくさん味わえるという意味で・・幸せなことかも。

さて今宵も受賞に喝采を送り、じっくりと自宅でこの酒と竹鶴氏そして日本の技術者達にゆかりがある酒たちを楽しむとしようか。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 4
ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
ネットでは初めましてですね。
なるほど、あれから21年も経ったんですねぇ。歳もとるはずです(笑)。
>道内での移動はセダンにギュウギュウ詰め・・
4ドアセダンと2ドアハードトップの2台に9名乗車でしたからね。無茶をしたものです。まぁ、でもいい思い出ですね。
トヲマテ
2010/01/19 16:38
これまた魅力的なウヰスキーと、為になるその歴史。
ご紹介ありがとうございます(^^)
是非買って味わってみたいものです。

それにしても高級ウヰスキーが並んでますね♪
Toshi
URL
2010/01/19 17:35
余市と宮城峡はいただいた事がありますが、これはまだ知りませんでした♪
もう、見ているだけで嬉しくなります♪
昇り龍
2010/01/19 20:57
「竹鶴」ですか、恥ずかしながら知りませんでした。ニッカは当然知ってます。今度買って飲んでみます。今飲んでるのはスコッチ、カミサンが英国で買ってきた本場限定品。旨いっす。そういえば昔新宿ゴールデン街にサントリーホワイトだけを飲ませてくれる店があったっけ。あれもよかった。
ダン
2010/01/19 23:39
>トヲマテさん
うおっほ!ついに書き込んでくれましたか(^^
(実は今回の記事の出だし、ちょっぴり狙い撃ち)
そうなんですよね。21年も経ったんですよ・・最近のような、とてつもなく昔のような。
旅行は楽しかったですね!またやりたいなぁ気楽な旅。
でもセダンにギュウギュウ詰めは腰痛で無理っぽいけど(笑)
ささ
2010/01/20 00:20
>Toshiさん
ウイスキーといえばスコッチばかり飲んできたのですが、このところ日本のウイスキーの美味しさに目覚めて飲みまくっています(^^
ウイスキーはワインやら日本酒と違って開栓しても長期間に渡って飲めるのが良いですね。同じブランドでの飲み比べなんかも楽しいですよ。
ささ
2010/01/20 00:23
>昇り龍さん
さすが昇り龍さんはジャパニーズウイスキーも飲まれているのですね。
私は余市はある程度テイスティングしたのですが、まだ宮城峡は未体験です。
この竹鶴は余市と宮城峡のいいとこどりらしいですよ(^^
ささ
2010/01/20 00:24
>ダンさん
私もモルトにしてもブレンドにしてもスコッチウイスキーばかり飲んできたので、最近まで日本のウイスキーはほとんど知りませんでした。
それこそ大昔のトリスとかダルマとかのイメージが強くて(笑)
でも、最近の国産ウイスキーは旨いですね。びっくり。
ゴールデン街ですが、そのようなスタイルのお店が多かったのかな?
先日訪れたお店はブラックニッカのみ、ちょっと前に訪れたお店はサントリーの角瓶ばっかり置いてありました(^^
ささ
2010/01/20 00:28

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
竹鶴ピュアモルト21年【Japanese whisky】 新宿徒然日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる